よく職場で
「マルチタスク」
が話題になることがある。
みんな知っているとは思うんだけど一応調べてみると,
「もともとはコンピュータ用語として使われていて,複数の作業を同時に行う,または短時間で切り替えながら同時進行で行う能力や手法」
のことを指しているみたい。
常にひとつだけのタスクに集中できるんならそれが良いんだけど,
「多方面から同時にほぼ同じ締切で仕事を振られる。」
場合も絶対あるからそうなってくるとマルチタスクの必要性も出てくる。
ところがこの状況,最近学んだことを踏まえて考えてみると,どうやら理にかなっていない気がしてきた。
その最近学んだことっていうのが,
「脳は1つの物事にしか注意を払うことができない。」
ということ。
って考えると,
「短時間で切り替えながら,はまだできるかもしれないけど,同時には無理!」
という結論になりそう。
よくよく思い返してみると,確かに
切り替えるタイミングとか量を刻んでいくことで同時みたいに見える
けど,厳密にいえばそれぞれ別のものとしてやっているなって気付いた。
となるとマルチタスクはコンピュータ特有の能力であって,人間のマルチタスクは比喩的な意味になるのかなと思う。
となってくると,切り替える量を増やすべきか減らすべきかという問題が出てくる。
この
「切り替え」
についてはちょうど今書いてるブログでもよく悩むことがあって,
「予定的には次のことをしないといけないんだけど,今ネタが思いついてきて調子良いんだよな。もう1記事書いた方がいいかな?」
ってことがよくある。
ただ,そうなるとそれ以降の日程にジワリジワリ影響が出るからすごく悩む。
この辺りの選択が,人間的マルチタスクのポイントになりそうな気がする。
で,最近実践してみてるのが
「アイディアが消えるのが怖いから要所要所にメモ書き程度で文章を残しておく。」
ことをやっている。
そしてなるべく早く元の日程に戻れるように行動を切り替える。
これを最近実践してみて思うのは,メモ書きが残ってるおかげで次の内容を考える時間が圧倒的に短くなったと思う。
多分メモをとっていなかったら1時間はかかる作業だったとすると,20分くらいまで短縮されている実感を持てた。
という感じの経験と分析を入れて,ベストなやり方をまとめてみると,
○基本的にはマルチタスクで行うのではなく,一つのことに集中する。
→脳の注意は1つのことにしか払えないため,そこを最大限活かす。
○作業時間は守るようにする。
→後々の作業に影響が出て,偏った行動になってしまうことを防ぐ。
○調子が良くて時間を延長したくなった場合はメモ書きを残して一旦終了する。
→アイディアは出したい時に出るものではないから,メモだけは残しておくことで次回の時間短縮と,質向上につなげる。
っていうやり方が今の自分に合ってるかなって思う。
無意識でできることについては脳の働きを抑えることができるから,その通りではないと思うけど,何か生産的なことをやる場合は活かせそうだからこれからもちょっと続けてみたいと思う。