今回も習慣について書いていこうかな。
前回は物事を習慣化するためには,
「得たい成果を追う。」
のではなく,
「なりたい自分を追う。」
という側面に意識を向けることが大事なんじゃないかなと書いた。
じゃあ
「なりたい自分ってどうやって見付けるの?」
って問題が出てくる。
就活するときに自己分析ってすごく大事って言われるけど,これって結構難しいことだと思うからそこについて書いてみようと思う。
自分が考える方法は以下の3ステップ。
①これまでの行動傾向を振り返る。
②書き出し,分類する。
③それぞれに仮説を立てる。
まず1番自分の本質を見極めることができる方法は,
「これまでとってきた行動傾向を振り返る」
なんかかっこいい意味付けとか,体裁とかは一切無視。
とにかく
(1)「自分で選択して取り組んできた行動を全て出してみる。」
だいたい物心ついたあたりから時系列的に振り返っていくとどんな人でもポツポツ出てくるんじゃないかな。
洗いざらい全て出し尽くした,と思うくらいにかけたら次は
(2)「なんでその行動を(選択)したのか」
を考える。
例えば自分だったら,
「武道を頑張る」→「映画などからアクションへの憧れがあり,そこに励むとかっこいいんじゃないかと思っていたから。」
って感じかな。
こういった具体的な複数の行動傾向を振り返ることで,
(3)「自分の考え方がグルーピングできるようになる。」
自分だとさっきの
「武道」は「部活」や「横ノリスポーツ」にも共通していることなので,
「スポーツ」
というカテゴリーを作ることができる。
さらに理由の面から,
「スポーツに対する憧れを感じている。」
とまとめられそう。
グルーピングをしたら,
(4)「グルーピングした内容を分析して仮説を立てる。」
自分はこのスポーツの種類を選ぶ基準値に,
「カッコいいか?モテるか?がある」
といった具合かな。
仮説を立てたら,
(5)「大きなトピックではなくて,日常生活の何気ない動作でその思考が出ていないか探し,検証する。」
よくよく思い返してみると,
「小学校高学年くらいから寝癖を直さないと嫌だった。」
「中学校のときはワックスの付け方と服に興味があった。」
「今も髪を整えなかったり,服にシワができていたり,歯を磨かない状態で外に出ることに抵抗がある。」
「外見だけでなく,ちょっと努力になるような行動をしているときは,ちょっとかっこいいかも俺。と思ってる。」
↓
「つまり,カッコよくなる行動に対しては手間がかかってもやりたい。」
という証拠が集まってきた。
ここまでやる上で大事なのが
「必ず書き出す」
こと。できるなら紙に手書きがベストだと思う。この内容であればデータ入力でも問題はないと思うが…
という感じで,この5段階の掘り下げ方をすることで,行動傾向からなりたい自分を見付けやすいと思う。
「なりたい自分」って,
「例え継続していなくても,大したことじゃなくても,意識していなくても,些細な行動に表れる。」
と思うから,じっくりと行動を見つめることがヒントになる気がする。
次回は,ここで見付けたしたなりたい自分を
「自分のはこんなタイプの人だ」
へ変える方法を書いてみようと思う。